米国内の秘密刑務所CMU 体験者が初めて明かす獄中生活

2009/6/25(Thu)
Video No.: 
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30分

米国内にはCMU(コミュニケーション管理ユニット)と呼ばれる秘密刑務所があります。受刑者たちが外界と接触することを極端に制限する特殊な設備で、ブッシュ政権の下でインディアナとイリノイの2カ所にこっそりと設置されました。

収容されているのは殆どがイスラム教徒の男性であり、そうでなければ環境活動家や動物愛護運動の活動家などです。ACLU(米国自由人権協会)は、CMUの合法性を問う訴訟を起こしています。この秘密刑務所の中で何が行なわれているのでしょう?

動物愛護運動家アンドリュー・ステパニアンは、CMUから釈放された初の囚人とみられています。このインタビューで、初めてCMUの内部で体験が語られます。

ステパニアンは、異論の多い「動物企業保護法」に違反したとして、他の6人の活動家とともに有罪になり、3年の刑を宣告されました。ステパニアンの弁護士とこの事件の取材報道にあたっている記者にも話を聞きます(中野)。

*アンドリュー・ステパニアン(Andrew Stepanian)
動物保護活動家。最近まで連邦刑務所で26カ月の刑期をつとめ、うち6カ月をイリノイ州マリオンのコミュニケーション管理ユニット(CMU)ですごした。

*ポール・ヘッツネッカー(Paul Hetznecker)
アンドリュー・ステパニアンを代理するフィラデルフィアの弁護士

*ウィル・ポッター (Will Potter)
テロ戦争が市民の自由をいかに侵害するかに注目しているフリーランス記者、ブロガー。

Credits: 

字幕翻訳:関房江/校正:永井愛弓
全体監修:中野真紀子・付天斉